2013年9月4日(水)四谷天窓comfortさんにてピアノ弾き語りライブに出演させていただきました。お忙しい中会場へお越し下さいましたみなさま。応援メッセージをくださったみなさま。本当にありがとうございました。

この日は残暑がひとやすみしたような涼しいお天気でした。朝晩も少しずつ涼しくなり秋の気配が訪れてきました。秋と言えば秋の夜長。ゆったりとした時間をすごしていただきたくて、今回はいつもと違った雰囲気でライブを作りました。前から歌ってみたかった昭和の名曲を中心に「夜・月・星」をテーマに選曲しました。
衣装もメイクも髪型もこれまでのライブより少しだけ大人っぽく演出しました。
①蘇州夜曲

オープニングはこの曲から。ゆったりとした優雅なメロディーと美しい歌詞。
何度か歌ったことがある曲ですが、今回はとても歌いやすかったです。自分がまるで蘇州を歩いているような気持ちになり、蘇州の水路、ロマンティックな町並みが目の前に広がるようでした。1度だけ蘇州に行ったことがあります。東洋の水の都と言われる町はとても美しく、歌詞の中に出てくる寒山寺は色鮮やかな境内でした。
1.2.3番と少しずつピアノ伴奏のボリュームを増やし、でも弾きすぎないようにどちらかというと歌詞と歌をメインにゆったりと楽曲の良さをお伝えできたらと思い歌いました。不思議と衣装が少しチャイナドレスのようにもみえました。
②夢先案内人

続いてはアイドルさんの曲から、月にまつわる素敵な曲を演奏させていただきました。山口百恵さんの「夢先案内人」。この曲が発売されたころわたしはまだ子供だったので、リアルタイムで覚えていたかったなと思います。ちょうどわたしが生まれた1970年代の曲はどの曲を聴いてもとても大人っぽく感じるのが不思議ですね。全体的にテンポを落として歌詞を立体的に聴こえるように工夫しました。
ピアノ伴奏は1番は高い音でピアノは添える程度。2番目から軽いアルペジオにして、3番からはストロークにしました。
夜から夜明けへ変化していく空の色などを思い浮かべ歌いました。
③月に吠える(東京パフォーマンスドール)

続いてもアイドルの曲を。東京パフォーマンスドールの曲を演奏しました。この「月に吠える」は、当時穴井夕子ちゃんがソロで歌っていた曲です。甘い夕子ちゃんの声が会場中に響き渡り何とも言えない気持ちになり胸ががキュンとなったものです。この曲の中に描かれている10代の揺れる恋愛物語。曲中の登場人物と夕子ちゃんが重なって見えました。わたしが今もアイドルさんの作曲に憧れるのはこのような感動が今も消えないからだと思います。

この曲は2オクターブ使われているのでキー合わせに悩みました。1番はピアノも軽く2番からリズム感を出していきました。
最後まで聞くと短編恋愛小説のようですね。本当に素晴らしい楽曲だとおもいます。
これからもTPDコーナーは続けていきますね。
④月亮代表我的心

続いても「月」つながりの曲を。何度か歌わせていただいてる中国の有名な曲です。5年くらい前に上海に住んでいたころ、お友達もいないし言葉もわからなくてもとても心細い思いをしました。
そんなある日。ひとりでタクシーにのりました。行き先と自宅の住所を書いたメモをもって。緊張しながら後部座席に座っていると偶然、この曲がタクシーのラジオから流れ始めました。テレサテンさんの歌声でした。
まだ中国語分からなかったのに、優しい歌声と雄大なメロディーに体中の緊張がすっと溶けるようで思わず涙が出そうになりました。わたしはこの曲を聞くために中国に来たのかもしれないとおもいました。そのくらい衝撃的な出会いでした。
こんなにもシンプルで誰かの心をそっと包み込む楽曲をいつかわたしも書けるようになりたいと思いました。わたしにとっては永遠の憧れの曲です。歌詞の内容もシンプルでまっすぐな愛を歌った曲です。中国語で歌いました。
⑤夜のタンゴ

続いては数々の昭和の名曲の中から。昭和初期。今野のようにカンタンに海外旅行へ行ったりネット等で情報をえられなかった時代。その当時ならではの海外の憧れのもと作られた楽曲がたくさんあることを知りました。どこか哀愁がありハイカラであか抜けていてロマンティックな曲調。

その時代の音楽を調べるとたくさんタンゴが使われていました。最近ではあまり聴く機会がありませんが、今聴くととても懐かしく、凛とした気持ちになります。
今回はそんなすてきなタンゴの中から1937年、ドイツ映画「夜のタンゴ」の主題歌「夜のタンゴ」を演奏しました。淡谷のり子さんが歌われていた曲です。

タンゴを歌うのは初めて。歌い方やピアノ伴奏にも工夫をしました。歌は凛としてどちらかというと男性っぽく。恋人との別れを歌いました。ピアノも1番の終わりからタンゴのリズムを刻みました。そしてエンディングもシンプルにかつ大胆に演奏しました。
⑥黄昏のビギン

ちあきなおみさんの名曲を。いつかちあきなおみさんの楽曲を歌ってみたいと何年も前から思っていました。でも自分の技術的なこと、そしてまだ自分自身が幼くてなかなか歌えませんでした。そんなわたしも40歳を目前にしてやっとちあきなおみさんの大人の世界を感じられるようになってきました。最近思うのです。歌は40代からおもしろくなるのではと。

この曲は「夜のタンゴ」と打って変わって、包み込むような優しい歌を目指し、あえて張らずささやくように歌いました。この2曲は高い音より低音を重視して作りました。そしてこの2曲はわたしの弾き語り歌の幅を広げてくれる転機となる楽曲になりました。
⑦暁

続いては夜のオリジナル曲を。10年くらい前に四谷天窓さんから発売されたCDに収録していただいた曲です。当時はとても大人っぽく少し背伸びをして歌っていた部分もあります。それがその時代の良さだったのかもしれませんね。
今の年齢になりやっと歌詞の主人公と同化して歌うことが出来るような気がします。こんなふうに、年齢に寄って曲の色が変化していく様子を感じられることがとても楽しいです。
CDバージョンとはだいぶ変わっているとおもいますが、その違いをお楽しみいただけたらと思います。神秘的で情熱的な歌詞がとても印象的な楽曲です。
⑧見上げてごらん夜の星を

最後はこの曲を演奏しました。エンディング曲というカタチで曲を演奏したのは初めてです。間奏の間でピアノを弾きながら「今日はありがとうございました」とご挨拶しました。とても爽やかでしっとりとしたエンディングをつくることができました。
<終わりに>


いかがでしたでしょうか。夜をテーマに見た目も内容もいつもと少し違う雰囲気でお送りしたライブ。
これからはいつもらしさはそのままで。ただ弾き語りをするだけでなく、もう少しレベルアップした内容を。音だけでなく視覚からも楽しんでいただけるような弾き語りライブパフォーマンスを作っていきたいと思っています。
今回のライブはわたしにとって、新しい弾き語りの扉をあけたような大きな経験になりました。次回のライブも楽しんでいただけるようにオリジナル曲をつくるなどして、早速準備にかかっています。
ぜひまた次回も観に来てくださいね。
次回は12月を予定しています。日程等決まりましたらご報告いたします。
本当にありがとうございました。