LIVE REPORT

2012.12.18 tue四谷天窓comfort

2012年12月18日(火)四谷天窓comfortさんにて
comfort presents 〜merry christmas for you〜に出演させていただきました。

平日また年末のお忙しい中お越し下さいましたみなさま。本当にありがとうございました。わたしの出演時間は2番目。35分のステージでした。
今年最後の本番。短い時間でしたがとても幸せな時間を過ごさせていただきました。
弾き語り大好き!そう思えるライブでした。はやりここがわたしの原点です。
最近いろんな音楽のお仕事をさせていただだく中で、こうして自分だけの音楽をつくる場所があることを心から幸せに感じました。今夜もたくさんの感謝をこめて。
(1)Tokyo romance(TPD)

OPははやり東京パフォーマンスドールのこの曲からスタート。TPD当時から憧れていた楽曲で、今ではわたしのライブでの1部になっている曲です。
この曲からライブを始めるといつも自然と心が落ち着き、とても豊かな気持ちになれます。わたしもいつかこのような曲を書ける人になりたいと思っています。
(2)季節を抱きしめて

10数年以上も前に書いた曲ですが、今でもこの曲が大好きです。そして今回は遠くからわざわざこの曲を聴きに来てくださった方もいらっしゃいました。今もみなさんに大切にしていただいてとても幸せです。今回はいつも通りの弾き語りで演奏しました。「季節を抱きしめて」から今までだいぶ時間が過ぎましたが、こうして今もこの曲を歌い続けていけることをとても嬉しく思います。演奏しながら「季節を抱きしめて」のように何年経っても愛される曲を作って行きたい、そんな想いを改めて心に刻みました。
(3)サイレントイブ(カバー)

しっとりと落ち着いたクリスマスの曲を演奏したいと思い、この曲を演奏させていただきました。まだ学生だった頃初めて聴いたこの曲。当時はとても大人っぽく聴こえました。
実際今の年齢になって思うことがあります。10代20代30代前半の歌は、いろんなことを想像し、時には若さの勢いをかりて歌を歌ってきました。歌詞の意味が分からないときは、映画や本やお芝居などを参考にしたり。それではなかなかイメージを補いきれませんでした。それが年齢を重ねると、歌詞の内容が実体験に近いことが起きたり、歌詞の内容が友人から話に似ていたり、歌詞がリアルに自分に近寄ってくるように思うことがあります。
わたしは若いときの歌より、今のほうが歌うことが好きです。お芝居の音楽をつくっていることが影響しているのかもしれませんが、歌おうとすればするほど歌詞の奥にある背景や感情を細かく知りたくなります。
歌詞のとらえかただけに関わらず、それを表現するだけの技術的なことを組み合わせるで、幼ない歌にならないように、今の年齢にあった歌を歌えるように成りたいと思っています。

曲の中に出てくる登場人物とわたしの年齢では違いすぎるかもしれませんが、
曲が持つ風景や感情の移り変わり、外の温度、時間帯など 勢いだけで出せない部分をつくっていけたらと思い演奏しました。

テクニカル的に気をつけたところは、Aメロの空白の部分を大事にすること、
サビの広がりを大きくすること。それによってピアノのボリュームも変えていきました。
これからもカバー曲はライブ演奏曲目の中に入れて行きたいと思っています。
(4)浅き夢見しこの夜を

サイレントイブに続けるように、大人のしっとりした曲をマイナーのロックバラードを。
合唱曲「あなたへのうた」の作詞を担当した栗原寛さんの作詞です。大人の恋を情熱的に歌った曲です。あおるようにたたみこむようなサビの部分がとても好きです。
(5)星屑(CHANCE楽曲提供曲)

中村龍史先生プロデュースの大人のアイドルユニット「CHANCE」に楽曲提供した曲です。
この曲はCHANCEの本公演のラストで歌われる全員曲になっています。
わたしにとっては、回で2回目の弾き語り演奏になります。本番での演奏回数を重ねるにつれて、歌やピアノ伴奏が落ち着いてきます。歌とピアノの距離が縮まっていく感覚です。
歌詞の中にある「一歩ずつ」。をテーマに凛とした芯の強さを表現できたらと思っています。この曲はわたしのライブでも、これから長く歌い続けていく大切な曲になっていくことでしょう。
(6)楽曲提供のお知らせ(MC)

最後の曲を歌う前にみなさんへ大切なお知らせをしました。
12月19日(このライブの翌日です)に発売される「乃木坂46」4thシングル
「制服のマネキン」(タイプB)のカップリング曲にわたしの曲が採用されたことをご報告しました。すでに、ネット等で作曲家のクレジットも載っているサイトもあったのですが、わたしからみなさんに最初にご報告する場所はライブ以外にはないと思っていました。(ライブが無事に終わった時間にHPにもお知らせをアップしていただきました。)

ご報告すると最初はみなさんもたいへん驚かれていた様子でした。それはそうですよね。突然のお話ですし、わたし自身もしばらく信じられませんでしたから(笑)
ゆっくりご報告をしていくうちにみなさんから大きな拍手をいただきました。

このような素晴らしい出来事に出会えたのは、こうしてライブ活動や作曲活動を見守ってくださるなさまがいてくださったからだと心から思っています。
決してわたしひとりで掴んだチャンスではありません。
幸せな報告をすることができて、これまで細々ですが音楽を続けてきてよかったと思いました。そしてライブやHPでご報告させていだたくと同時に、みなさんが一緒に喜んでくださったことが1番嬉しかったです。

これまで以上に、より丁寧に1曲ずつ心をこめて曲作りを続けていきます。そしてまたステキなご報告ができるようにがんばります。
(7)星に願いを(TPDver)

最後の曲はTPDから「星に願いを」
TPD時代篠原涼子さんがソロで歌っていた曲です。
TPD時代に作曲家になりたいと思ったわたしにとって、10代の女の子アイドルさんの楽曲を書くことは、大きな目標でした。今回乃木坂46さんの楽曲に採用されたことで、思い描いた夢が突然現実になった今、改めてTPDの大切さを感じています。
TPDメンバーとしては落ちこぼれでしたが(笑)、あの頃TPDに入っていなかったら、このような音楽人生を歩めなかったかもしれません。

自分のルーツであるTPD。そしてその後であった素晴らしい楽曲たちを大切に。これからも歌い続け、新しい曲を作り続けて行きたいと思っています。
細々ですががんばりますので、どうかこれからもご指導・応援のほどよろしくお願いいたします。

(次回のライブは2月ごろを予定しています。決まり次第ご報告いたします。)