2008年3月11日(火)恵比寿天窓Switchにて。
「作詞家前田たかひろさんプロデュースプロジェクト」ライブを行いました。

今回も前回同様、「歌組曲」の構成です。「歌組曲」とは、クラシックの組曲の要素を取り入れ、私のオリジナル曲ひとつひとつを芝居の一幕とし、MCはセリフに置き換え組み合わせた「歌の組曲」のことです。またその「歌組曲」をひとつの作品として名前をつけました。

今回はオリジナルの「歌組曲」をふたつ作りました。
演出・構成すべてを細かくこだわり、オリジナルの世界観を作りました。

まずはオープニングでみなさんにご挨拶をし、歌組曲の説明をさせていただきました。
それでは「第1歌組曲[ぬけがら]」の開演です
「あなたと別れてからわたしは抜け殻になったような心を誰にもいえないまま、ずっと隠して生きている・・・(略)」
あなたと別れてから、誰といても笑えずにどこにいてもあなたの姿を探して思い出を重ね合わせてしまう・・・。
もうあなたには会えない・・・きっともう二度と誰も愛せない。
わたしは愛に渇いた抜け殻・・。1曲目は失恋を歌ったマイナーバラード。
もしも、あなたに出会うためだけのためにもう一度生まれ変わることが出来るのなら。
恋人と別れてしまった現実。失恋がもたらす孤独で冷たい空虚感を悲しく歌いました。
「あの頃、二人でいる時間は限られていた。(略)恋に落ちるスピードをどうしても求められなかった・・(略)」

厚手のカーテンに閉ざされたあなたの部屋は、どこにもいけないふたりだけの秘密の場所だった。恋人と呼ばせてほしい・・
ふたりでいるときだけはせめて あなたの恋人・・・と呼ばせて欲しい。
2曲目は短めのマイナーバラード。恋人と過ごした時を思い出し、その頃満たされていた幸せと悲しかった想いを重ね合わせ、もう戻らない二人の時間を大切に呼び起こすように歌いました。
「ある日の夕方、突然雨が降ってきたものだから。(略) ついあなたが帰ってくるはずの時間に駅まで車を走らせてしまった・・・。
改札口が見える駅前のロータリーのすみであなたの帰りを探してしまう。(略)」


始めから分かっていた。お互いに守らなくてはいけない生活があるということ。
でもそれは頭ではわかっていても、どこかで忘れようとしていたのかも知れない。
車の中に隠れてあなたの姿を探すわたし。そしてそこには傘を持ってあなたを待つ人の姿が・・・。
分かっていたはずの現実、受けいれていたはずの現実が突然目の前に現れ、ひとりぼっちで激しく悲しく動揺してしまう気持ち。どうしてここに来てしまったのだろう・・。
3曲目は雨が降り始めた様子が描かれたドラマティックな物語を歌ったマイナーバラード。
会場に降る照明で作った青い雨の中、やり場のない寂しさ、車の中でひとり悲しみをこらえきれず溢れ出す涙を歌いました。
「わたしを閉じ込めた雨の箱の横をあなたと誰かが通り過ぎていった・・・
どうしようもなく絶望的なふたりの関係。(略)
だけど・・・あの頃のあなたも、そして今のあなたも・・・(略)」


もしも、どちらかがいなくなってしまったら、心は少し楽になるのだろうか。
本当の愛はこんな風に一人では泣かないはずだということを、あの頃は気が付かなかった。
もっと憎んでもっと怒って、そしてもっと泣いたら 気がついたのかもしれない。
孤独と空虚感につぶされてしまいそうに痩せた心と、それでもこんな悲しい現実を涙と共に受けいれ強く生きていこうとする心。「第1歌組曲」最後の曲はメジャーバラード。失恋の悲しみの中に差すひと筋の光を思い歌いました。
恋は昔の思い出。そして恋心は昔においてきた夢。
そう思っていても突然運命の出会いは訪れ、眠っていた恋心をよみがえらせてしまうのです。大人の恋は大切なものを守りながらそして偽りながらの恋。
だからこそもろくそして強く心を揺さぶるのかもしれません。

「第1歌組曲」を終えMCをはさみ「第2歌組曲[恋心]」の始まりです。
「運命の人との出会いは必ずしも幸せとは限らない。必ず一緒に暮らせるとも限らない。正直な気持ちだけでは生きていけない。だけど大切なものを傷つけて、自分の気持ちに嘘をついて、これから先なにもなかったように暮らすことはきっともうできない(略)」


何度も辞めようと言い聞かせようとする想いと逆にますます強くなる想い。
この恋を貫こうとすれば大切なものを失ってしまう。
だけどあなたと一緒に生きて生きたい。どんな結末が待っているとしても。
たとえそれが昔私が愛を誓った神様を裏切ることになるのだとしても・・・
「第2歌組曲」の始まりは情熱的なバラード。覚悟を決めた女性の心の強さを歌いました。
「あなたとわたしをつなぐものはこの小さな携帯電話だけ。
こんな小さな機械でしかつながっていない関係・・・
どんな時でもわたしは、あなたからの連絡だけを誰にも気づかれないように
息を殺して待っている・・・(略)」


ひとりでいる時間はあなたのことばかりを考えている。悲しいのはわたしだけかな。あなたの笑顔が大好きなのにあなたを責めてしまう・・・
もう少し早く逢えていたら、きっと普通の恋だったのに。
でも本当にもう少し早く出会えていたら、ふたりは幸せな恋をしていたのだろうか・・・。
あなたに出会った偶然も時期も、すべて運命で決められていたのだろうか・・・。恋人を想う幸せな気持ちときっと実らないと分かっている悲しい想いを、マイナーワルツの曲にのせて歌いました。
「生まれて初めて、自分よりも大切だと思う人に出会った。
だからもうこれ以上あなたを苦しませたくない。
こんな未来のない恋をもうこれ以上あなたにさせたくない(略)」


これ以上この恋を続けていても、あなたを傷ついてしまうだけかもしれない。
きっとあなたはこれから先の未来、たくさんの恋に出会って幸せになれるはず。
だからもう諦めなくてはいけないのかもしれない。別れてもわたしはあなたのことを忘れない。あなたがくれた恋心はきっとこれからもわたしの心に生きくから・・・。
だからもう二度と恋で泣かない。「第2歌組曲」の最後はメジャーバラード。
あなたとの恋をこれからもずっと大切に忘れずに生きていく。恋の終わりを素直に受けとめ、別れの寂しさの中にある優しい未来を歌いました。
ふたつの「歌組曲」を終え、会場のみなさまにお礼のご挨拶をさせていただき、最後の曲です。HPで試聴開始となった「甘い牢獄」をフルサイズで歌いました。
以上で45分間、ふたつの「歌組曲」全8曲の演奏を無事に終えることが出来ました。
今回のライブは、これまでの中で1番高い評価を頂くことの出来たライブとなりました。
そして、私たちはここからまた新しいスタートを切りました。
会場に駆けつけて応援してくださったみなさま、多大なご協力をいただいた恵比寿天窓switchスタッフのみなさま、そして素晴らしいご指導をしてくださるチーム方々、先生方へ、心から感謝いたします。
ぜひ次のライブもご期待ください。
そして今後の「作詞家前田たかひろさんプロジェクト」ご期待ください。


●次回のライブ日程は未定です。決まり次第お知らせいたします。
 (なお、演奏曲目は都合により掲載できません。ご了承ください)